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学科 社会福祉学科
年度 2020
ゼミ名 空閑 浩人
タイトル 「高齢者の介護―超高齢社会を担っていく世代として認識しておくべきこと―」
内容  介護は個人の課題であると同時に、社会全体の重要な課題である。今後急速に進行してい
く少子高齢社会においては、介護は専門職だけでなく私たち一人ひとりが考え行動していか
なければ大きな課題といえる。高齢化は日本だけでなく、世界全体の課題でもある。世界の
60歳以上人口は、10億を超えた。今後、人類はまだ体験したことのない未知の世界を生
きていくことになるのだ。その中でも日本は高齢化の最も進んだ国であり、日本の動向には、
世界が注目しているといえる。
 2019年10月現在、現在総人口は1億2616万7千人で、前年に比べ27万6千人
(0.22%)の減少で9年連続で減少、一方、65歳以上人口は3588万5千人で、前
年に比べ30万7千人の増加高齢化率は28.4%で上昇し続けている。総人口の減少、6
5歳以上人口の増加、64歳以下人口の減少は今後、ますます加速していくものと推定され
ている。また少子化の指標となる合計特殊出生率も低下を続け2019年は1.36となっ
ている。この論文ではそうした現状から、現在ある制度、取り組まれていることも書いて
いきたいと感じる。
 また介護の実際の事例を取り上げ、そこから介護業界の課題を論じていきたい。特にケア
ワーカーと話したこともあるので、その方が困ったことも論じていきたい。高齢者の場合、
病気とは言えないが年齢による体の機能低下があることや喪失感、不安等が入り混じって、
外出が億劫になりがちだ。家事介助等のホームヘルプを通してコミュニケーションをとって
引きこもりがちになった理由を理解し、この一つ一つを解決できるように支援していくこと
が求められる。これには時間がかかることが多いものだ。コミュニケーション理解からスタ
ートし、本人の意向確認をしながらゆっくりすすめていくことが必要であろう。
講評  本稿は、ますます高齢化が進むなかで、今後の高齢者介護をめぐる現状と今後の課題について全般的に論じたものである。高齢者介護は専門職だけでなく、私たち一人ひとりが考えるべき課題であるとする筆者の主張に基づく論考は、日本の介護業界への応援歌である。
キーワード1 日本の超高齢化社会
キーワード2 現行の介護制度
キーワード3 高齢者の快適な生活
キーワード4 介護業界の課題
キーワード5 需要が増す介護業界
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