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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2020 |
ゼミ名 | 空閑 浩人 |
タイトル | 「男女平等は達成されたのか―認識されないジェンダー課題―」 |
内容 | 本論文は、男女平等は未だ達成されていないとの立場でジェンダー課題について考察している。執筆の目的は、気付かずにいる男女格差を認識することで個人がジェンダー課題を自分事として受け止めることである。また、ジェンダー課題については、夫婦別姓や賃金格差など政策面ではなく私たちが日頃ジェンダーギャップを認識していないような日常の中にあるジェンダーギャップに焦点を当てる。その例として二章では広告・女性像・母性の三点から述べ、三章ではそれらのジェンダーギャップ是正のために行われている活動について触れる。思うに、ジェンダーギャップは余りにも私たちの生活に溶け込み過ぎている。そして、全ての人が性別ではなく自身の意思で人生を選択できる男女平等社会を達成するためには、一人一人の意識改革が必要だというのが筆者の主張だ。個人が変わらなければ社会も変わらないからである。本論文が微々たる力としても、新たな社会の構築に役立つことを願う。 |
講評 | 本稿は、男女平等が叫ばれて久しい今日においても、依然としてジェンダー課題が存在しているのではという問題意識に基づく論考である。フェミニズムの歴史を辿りつつ、日常に潜むジェンダーギャップを明らかにするという、読者を引き込む丁寧な考察が展開される。 |
キーワード1 | 男女平等 |
キーワード2 | フェミニズム |
キーワード3 | 無意識 |
キーワード4 | 人権 |
キーワード5 | 女らしさ |
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