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学科 社会学科
年度 2009
ゼミ名 尾嶋 史章
タイトル 日本の環境意識と環境配慮行動の差異とその要因
内容  本論文では、日本人における環境意識と環境配慮行動の間に差異が本当に存在するのか、また存在するのであれば、どのようなことが要因となっているのかについて分析している。その調査過程で、世論調査や日独比較調査、名古屋大学、名古屋市立大学の学生を対象にした調査などを調べていく中で、環境意識と環境配慮行動との間に、差異は確かに存在するということがわかった。次に、何が要因となって、環境意識と環境配慮行動との間に差異を作っているのかについて、先行研究を参考にしながら調べていったところ、8つの要因が浮かび上がってきた。その8つの要因とは、環境のために自身の利益や快適さを犠牲にしたくない、実行が簡単ではなく手間がかかる、など様々である。そして、論文の最後に、この研究を通して、環境意識と環境配慮行動との間の差異を埋めることの難しさを実感し、現在問題になっている環境問題を解決するためには、多大な時間がかかるのではないかという内容をもって、本論文を締めくくっている。
講評  卒業論文は、4年間の集大成。とはいうものの、なかなか集中するまでに時間がかかった人もいましたね。卒業論文は、一般的には早くテーマを決めた人が、最終的にはいい成果にたどり着きます。結果を見る限り、今年もそういうことだったようです。とはいえ、相関係数でいうと0.7程度の話です。遅く始めても、逆転ができるぐらいのパワーがある人が現れなかったのは、少々寂しい感じもします。
キーワード1 経済的メリット
キーワード2 便利さ
キーワード3 社会的ジレンマ
キーワード4 他者予想
キーワード5 記述的知識
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