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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2020 |
ゼミ名 | 空閑 浩人 |
タイトル | 「新生活様式で増える社会的孤立の実態―新しい共助の形に目を向けて―」 |
内容 | 日本社会では人々との繋がりが希薄化している。無縁社会で生きる私たちは、現代の社会 を問題として認識せずに生活している人たちが多いため、日本は社会的孤立者の割合がOECD の中でもトップとなった。社会的孤立が続くと、本人の自尊心や家族関係の悪化などが相まって、悩みや葛藤が大きくなり、家庭内暴力や自殺未遂に至ることがある。そういった 事例を今後増やさないためにも、社会的孤立の実態を明らかにし、孤立と対策に向けた考察をすることで、今後を前向きに見つめる。 また、今までの”ひずみ”がコロナ禍で表面化してきたことから、より一層連携によって社会的孤立を生み出さない共生型の社会構造が求められている。社会的弱者が被害に遭わない社会基盤を構築するにはどうすればいいのか、コミュニティーにおける「共助」の必要性に気づき、地域で生きるひとり一人が安心安全な社会の維持に努力しなくてはならないと主張する。 |
講評 | 本稿は、今日の日本社会が抱える様々な生活問題の背景には、社会的孤立とそれをもたらす無縁社会とされる状況があるという問題意識に基づくものである。さらに最近のコロナ禍での状況も視野に入れつつ、地域における「共助」の大切さへの主張は説得力に富む。 |
キーワード1 | 無縁社会 |
キーワード2 | 地域福祉 |
キーワード3 | 少子高齢化 |
キーワード4 | コロナ禍 |
キーワード5 | 生活様式 |
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