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学科 | 社会学科 |
年度 | 2009 |
ゼミ名 | 鯵坂 学 |
タイトル | 地域資源を活かした街の活性化――境港市 水木しげるロードを事例に―― |
内容 | 地方都市の中心市街地、商店街の空洞化、衰退は全国各地で大きく深刻な問題とされている。きびしい状況の中で、地方都市ではその土地ならではの資源を使ってなんとか衰退をとめ、活性化を図ろうとする動きが活発になっている。鳥取県境港市の「水木しげるロード」はユニークな地域資源を活かした街づくりによって観光客を集めることに成功し、商店街の空き店舗解消など活性化のモデルとして注目される。本稿では、もともと水産都市としてのイメージの強い境港市の歴史、先行研究からの活性化のあり方、境港市中心商店街の現状、水木しげるロードの取り組み例をインタビュー調査も絡めて考察した。「妖怪の街」として地位を確立するのに、メディアの効果、「鬼太郎」をテーマとしたハードの整備やイベントの充実が大きな要因となった。おわりには、今後も持続的に維持・発展していくうえで課題となる「二極化」「他の施設との連関」などの問題点を指摘した。 |
講評 | 今年の卒業論文は、例年になく地域社会関連のテーマに取り組んだ人が多い年度でした。そのなかで、国内外で苦労してアンケート調査やフールドワークを行った人がいました。そのために、かなりオリジナリティが高く、学術的にも価値のある論文が幾つかありました。その一方で、3分の2がコピペで、あとはなんとか説明をつけるだけ、という論文も少しありました。アドバイスですが、①先行研究の文献がないテーマは、選ばない方がよい。②サーベイやフィールドワークは、夏休みに行えるように、7月中に事前の準備をしておくことです。③量的調査をする人は、調査実習などで、ちゃんと集計の技法を身に付けておいてください。 |
キーワード1 | 境港市 |
キーワード2 | 水木しげるロード |
キーワード3 | 地域資源 |
キーワード4 | 商店街 |
キーワード5 | 観光客 |
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