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学科 | 社会学科 |
年度 | 2009 |
ゼミ名 | 鯵坂 学 |
タイトル | 公共空間に灯る屋台の光――福岡市における観光資源活用事例―― |
内容 | 本稿は、福岡市の「屋台」の魅力と問題点、そしてそこから見えてくる「公共空間の活用方法」に関する調査研究をまとめたものである。戦後、全国各地で発生した屋台は、衛生面や交通面などの問題から行政の厳しい規制や1060年代以降の急激な都市化を受けて、次第に姿を消していくこととなる。ところが近年、都市に賑わいをもたらす屋台の価値が見直されてきており、全国で屋台を復活・再生させようとする動きが出てきた。福岡市においても、屋台を観光資源として積極的に活用していこうとする動きが見られるようになってきたのだが、屋台事業者の高齢化などの問題から福岡市の屋台は存続の危機に直面している。そこには、法的管理の問題や公共空間で営業を行う福岡市の屋台ならではの課題が深く結びついている。そんな福岡市の屋台を通して、観光資源を最大限に活かせる公共空間のあり方について考察を行ったところ、公共空間を管理するうえでの市民参加の必要性が見えてきた。 |
講評 | 今年の卒業論文は、例年になく地域社会関連のテーマに取り組んだ人が多い年度でした。そのなかで、国内外で苦労してアンケート調査やフールドワークを行った人がいました。そのために、かなりオリジナリティが高く、学術的にも価値のある論文が幾つかありました。その一方で、3分の2がコピペで、あとはなんとか説明をつけるだけ、という論文も少しありました。アドバイスですが、①先行研究の文献がないテーマは、選ばない方がよい。②サーベイやフィールドワークは、夏休みに行えるように、7月中に事前の準備をしておくことです。③量的調査をする人は、調査実習などで、ちゃんと集計の技法を身に付けておいてください。 |
キーワード1 | 屋台 |
キーワード2 | 公共空間 |
キーワード3 | 観光 |
キーワード4 | 行政 |
キーワード5 | 市民 |
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