詳細 | |
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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2020 |
ゼミ名 | Martha MENSENDIEK |
タイトル | 知的障害者の家族が貧困になる要因についての考察 |
内容 | 社会福祉士の実習経験を通して知的障害者の貧困という課題に関心を持った。知的障害者のいる家庭は通常と比べて貧困率が高いが具体的にどのような要因があるのかを疑問に持った。知的障害者の貧困は本人だけの問題ではなく家族の問題であると考えられる。この論文は家族に焦点を当てながら、障害者世帯の貧困についての現状と陥る要因について見ていき、どのようにすることで貧困から抜け出すことができるかを考えていく。知的障害者のいる家族の問題として第1に知的障害者本人が生活水準を維持するためには知的障害者本人の収入だけでは賄いきれず、それを賄っているのは家族の家計からになること、第2に通常の子育ての場合、終わりがあるが知的障害者の場合成人を超えても永続的にケアを行ったり支えていく必要があること、第3に知的障害者の子を持つ母親は就労することが難しいことが考えられる。これらを踏まえて論文を進めていく。 |
講評 | 知的障害者の家庭の高い貧困率に問題意識をもち、その現状と貧困に陥いる要因について分析し考察した。参考文献と厚生労働省などの行政資料も丁寧に調べられ、問題点を明らかにした。障害者とその家族の貧困問題は一般的に見えにくいことも課題であるので、もっと広く問題視する必要を痛感する内容で、そういう意味でもこの論文の意義は大きい。 |
キーワード1 | 知的障害者 |
キーワード2 | 貧困 |
キーワード3 | 家族 |
キーワード4 | 自立 |
キーワード5 | |
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