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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2020 |
ゼミ名 | Martha MENSENDIEK |
タイトル | 感染症と人権~新型コロナウイルスを通じて差別について考える~ |
内容 | 新型コロナウイルス感染症が世界を襲った2020年、未曾有の世 界情勢で沢山の人々が苦しむ中、「感染症」そのものによる苦し みの他に、「人と人」の間で生まれる苦しみに目をつけた。それ は感染症による偏見や差別である。人間は長きにわたり、様々な 感染症と戦ってきた。同時に偏見や差別などの「人権」について も考える機会があったはずだ。本稿では、特に「人権」について 考えられてきた日本におけるHIV/AIDS、ハンセン病の事例を参考 にして比較し、共通点を考察すること、また得られた教訓はあっ たのかを考えていく。また今回のコロナ禍において得られた教訓 を挙げ、将来的に感染症による差別の根絶を目指した提案をして いくと共に、今後の展望を論じていきたい。 |
講評 | コロナ禍にあってとてもタイムリーなテーマである感染症と差別の問題を取り上げた。新型コロナウィルスに感染した当事者に対する差別の現状を紹介し、その差別や偏見に対する防止活動と啓発の取り組みを取り上げた。さらに似たような差別が伴った事例としてAIDS患者とハンセン病患者への差別の歴史を振り返り、共通点を考察し、最後に感染症差別の根絶への提案を示した。今現在も続いている当事者への偏見と差別は、時には病気以上に怖く、人を苦しめている現実に焦点を当てた。 今を生きる私たちが考えなければならない課題であり、人権を守る取り組みが求められていることを強く訴えられた。 |
キーワード1 | 感染症 |
キーワード2 | 差別 |
キーワード3 | 隔離 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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