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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2020 |
ゼミ名 | Martha MENSENDIEK |
タイトル | 分業の視点から見る自立支援の児童養護 ~『モラトリアム機関』の考案~ |
内容 | 児童養護施設の子どもたちが虐待を受けて入所したという事実は覆すことはできないが,彼らが施設から巣立った後に被る不利益を削減することは不可能ではないはずである.そのような考えから,児童福祉分野の中でも特に自立支援という部分に焦点を当て,児童養護施設を退所した子どもたちは一般家庭の子どもたちと比べて大学進学率や正規雇用率が低いという現状を深堀りしていく.「自立」という概念を考察し,現状の施設の問題点を明らかにしながら,全く新しい自立支援体制を提案する.その際に,特に私は,“分業”ということの有益さに着目し,今後の自立支援のありかたを考察した. |
講評 | 実習体験を通して、児童養護施設の子どもたちに対する自立支援の実態に疑問をもち、支援のあり方について考察した。日本の問題点を明らかにしたうえで、イギリスのリービングケアと日本での民間の取り組みを紹介し、今後の自立支援のあり方を提案した。自立支援の専門職の必要性、また、子どもたちが進路を模索し、将来のスキルを身につける「モラトリアム」の必要性を提唱した独自性のある論文を仕上げた。ここでの提案と児童福祉の現場での「リービングケア」的な取り組みの実際と可能性についてさらに研究と掘り下げが必要と感じた。 |
キーワード1 | 児童福祉 |
キーワード2 | リービングケア |
キーワード3 | 自立支援 |
キーワード4 | 分業 |
キーワード5 | |
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