詳細 | |
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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2020 |
ゼミ名 | Martha MENSENDIEK |
タイトル | トランスジェンダーアスリートの人権とスポーツ参加の機会に関する考察 |
内容 | スポーツとは,すべての人間が参加することのできる世界共通 の文化であり,人々の自己実現の手段である.それはセクシュア ルマイノリティの一つ,「トランスジェンダー」にも当然保障さ れている権利である.スポーツは学校教育で行われるものから, プロ・スポーツまで幅広い領域で実施されているが,競技レベル が高度になるほど公平性を重視するために男女二元性がとられて きた.しかしそのようなスポーツ規定の中で,身体的有利を持ち かねないMtFトランスジェンダーアスリートは排除される可能性 が高い.すべての人間に競技する権利が保障されているはずのス ポーツにおいて,トランスジェンダーアスリートの尊厳が守られ ていない現状は,果たしてスポーツの理念を実現できているとい えるのだろうか.プロ・スポーツの規定を見直すことで,スポー ツと関わる人すべての自己実現の機会が守られるよう,本論文で 考察する. |
講評 | とても独創性のあるテーマを取り上げ、丹念に先行研究を集め情報収集に時間をかけて取り組んだ。日本語の文献がまだ少ないテーマであり、英語の文献も調べられたことを高く評価したい。この論文の根底にあるトランズジェンダーの尊厳という視点を大切にしながら、トランズジェンダーがスポーツに参加することの意義と、アスリートとして競技に参加することの問題点を整理し、参加の具体的な方法を紹介した。歴史的に根付いているジェンダー観の考察、自己実現と人権の視点を考察し、深みがある優れた論文を仕上げた。 |
キーワード1 | スポーツ |
キーワード2 | アスリート |
キーワード3 | トランスジェンダー |
キーワード4 | 男女二元制 |
キーワード5 | |
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