詳細 | |
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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2020 |
ゼミ名 | 永田 祐 |
タイトル | 介護に起因する社会的排除 -若い世代を中心に- |
内容 | 今年3月、日本で初めてとなる「ケアラー支援条例」が埼玉県で制定された。この条例は、18歳未満の家族介護者である「ヤングケアラー」も対象にしている。 このように近年注目され始めた「ヤングケアラー」だが、日本においての研究は少なく、かつ、海外の社会的排除研究では当然のように扱われる「介護者」と「社会的排除」の関係についての研究はあまり見られない。このことから、本研究の目的は、「ヤングケアラー」をはじめとする若者世代の介護者を対象に、介護に起因する社会的排除の存在を明らかにし、排除の主体を考察した上で、日本における今後の家族介護者支援策のありかたを探っていくこととした。調査や実際の事例を通じて、介護に起因する社会的排除は存在し、主体として「人から」「制度から」「アクセスから」「自分から」の4つが考えられた。また、日本における今後の家族介護者支援策について、4つの提言をした。 |
講評 | 介護者支援について研究する中で、卒論ではヤングケアラーの問題に着目しました。特に、ヤングケアラーが、教育をはじめとした様々な社会関係から排除されてしまうことは、若者のライフチャンスに大きく影響する深刻な課題です。全世代型の介護者支援という課題について、行政の現場でも考え続けてほしいと思います。 |
キーワード1 | 介護者支援 |
キーワード2 | 社会的排除 |
キーワード3 | ヤングケアラー |
キーワード4 | 若者ケアラー |
キーワード5 | |
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