詳細 | |
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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2020 |
ゼミ名 | 永田 祐 |
タイトル | 認知症高齢者を介護する家族介護者への支援 -介護者のニーズから考える地域での支援策についてー |
内容 | 介護保険が2000年に導入され、介護を社会全体で担う「介護の社会化」が進められた。だが、未だ完全に社会が介護を担えているわけではなく、在宅での介護は家族の力に依存している部分がある。加えて、家族介護者を支える具体的なサービスは少なく、高齢化により在宅介護のニーズが高まるなかで、介護者の負担軽減になるサービスを考える必要があるのではないか。 本研究では介護者の中でも、特に認知症高齢者を在宅で介護する、家族介護者への支援について着目した。文献や調査をもとに家族介護者の課題を明らかにし、地域での支援策について考えた。家族介護者が持つ課題について、「孤立」と「複合化する精神的負担」と考え、地域や専門機関で介護者を孤立させないネットワーク作り、また介護者の精神的な負担を細分化し、介護者の困り事に対し総合的に支援を行う必要があると推察した。 |
講評 | 認知症高齢者とその介護者の支援について、インタビュー調査の結果も踏まえて、「空白の期間」、すなわちサービスにつながるまでの間への支援の必要性や、支援者が介護者の身体的、経済的負担に加えて社会関係の喪失に留意しなければならないことを明らかにしました。高齢者福祉の現場で、こうした課題に取り組まれることを期待しています。 |
キーワード1 | 認知症 |
キーワード2 | 家族介護者 |
キーワード3 | 支援者支援 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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