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学科 社会福祉学科
年度 2020
ゼミ名 永田 祐
タイトル 産後鬱の予防と地域子育て社会 ―母親の精神的サポートとは―
内容  現在、日本の妊産婦のうち約10%もの人が産後鬱を発症しており、産後1年以内の妊産婦の死因1位は自殺となっている。また、日本の家事・育児に対する夫婦間での関連時間の差は他国と比べても極めて大きく、家事・育児に対する協力がまだ足りていない。そして、核家族化や近所づきあいの文化の衰退により、母親は相談する場所や信頼出来る場所が減少している傾向にある。
 本研究では、産後鬱の原因を追究すると共に、現在実施されている支援策を研究し、妊産婦が安心して暮らすために必要なサポートを家庭的サポートと社会的サポートの2つの方向から考えた。具体的な支援策を提示することは出来なかったが、妊産婦が安心して暮すには、金銭的サポートだけでなく、精神的サポートが必要であること、一貫した子育て支援が必要であること、そして地域での子育てへの理解が必要だという結論に至った。
講評  子どもとのかかわりに一貫して取り組み、卒論では産後鬱に着目して、必要な支援を明らかにしました。産後鬱の要因は一様ではないものの、家庭及び社会、そしてその両者の支援が必要になります。子育て支援の現場で、妊娠期から子育て期まで一貫して支える一翼を担っていかれることを期待しています。
キーワード1 産後鬱
キーワード2 地域子育て社会
キーワード3 育児サポート
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