詳細
学科 社会福祉学科
年度 2020
ゼミ名 永田 祐
タイトル 地域福祉計画における 質的比較分析(QCA)の活用可能性の検討
内容  近年、地域福祉の主流化や政策化が進むにつれて、地域福祉計画の意義がますます重要になってきている。もともと、地域福祉の推進において地域福祉計画は重要な役割を果たしていることは知られてきた。しかし、2017年(平成29年)の社会福祉法の改正により、地域福祉計画の進行管理(PDCA)が明確されたが、地域福祉計画の評価に関する研究が少ないのが現状である。そこで、地域福祉計画の評価の枠組みや評価理論に関する先行研究をもとに、計画評価の特徴や、どのような手法が選択されているのかを検討した。その上で、質的比較分析(Qualitative Comparative Analysis: QCA) について特徴をまとめ、地域福祉計画の評価に活用できないかを考察した。質的比較分析を活用することで、手続きの透明化や、比較や因果推定の可能性が示されたが、地域福祉に関する概念や操作定義の曖昧さから条件や変数の設定において課題が残されていえることが分かった。実際に事例に適用するなど、実証的な研究が今後の課題である。
講評  地域福祉計画の進行管理とそれに伴う評価
が求められるようになり、この分野での研究の重要性が増していますが、その先行研究は十分ではありません。その理由の一つに、地域福祉計画の結果や成果を操作的に定義することが難しいことが挙げられます。今回の研究での検討を踏まえて、この課題にチャレンジしていってほしいと思います。
キーワード1 地域福祉 の主流化
キーワード2 地域福祉計画
キーワード3 計画評価
キーワード4 質的比較分析(QCA)
キーワード5  
戻 る
Copyright (C) Doshisha University All Rights Reserved.