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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2020 |
ゼミ名 | 野村 裕美 |
タイトル | 靴から考える女性の性的客体化 「美しさ」の強要はどこから起因するのか |
内容 | 近年,女性表象を巡って広告作品の炎上が相次いでいる.こうした炎上はなぜ起こるのだろうか,言い換えれば,表象の作り手と受け手との間には表象に対するどのような理解の咀嚼があるのだろうか.本論文では,就職活動や職場でのハイヒールの着用義務を切り口に,男女の生物学的な性差(セックス)ではなく,社会的・文化的に生産される性差(ジェンダー)を踏まえながら分析していく.さらに,事実としての違いにすぎない「規範」が制度の次元に安易になぜ飛び火してしまうのだろうかについても考察していきたい.フェミニズムをめぐる議論が,しばしば混乱に結びつくのは,まさにこの領域においてだろう.異性愛主義という最強のイデオロギーに基づいた女性表象は,どこから起因して,どこに流れ行くのか.あらゆる個人がジェンダーゆえの不利益を一方的に被ることがないように制度や規範を調整できる社会になることを切に願うばかりである. |
講評 | 自分と向き合った半年となったかと思います。まずは仕上げることができてよかったです。一人になって考える時間をこれからも恐れずに持ってほしいです。テーマの選択から何から、自分らしさが成果になっていくプロセスを楽しんでください。 |
キーワード1 | ジェンダー |
キーワード2 | フェミニズム |
キーワード3 | ルッキズム |
キーワード4 | 性的客体化 |
キーワード5 | 女性表象 |
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