詳細 | |
---|---|
学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2020 |
ゼミ名 | 埋橋 孝文 |
タイトル | 安楽死制度をどう捉えるか |
内容 | 今現在、日本では安楽死というものは法律上、認められていない。安楽死には、大きく分けて積極的安楽死と消極的安楽死の2種類がある。消極的安楽死(尊厳死)というものは、条件を満たしている場合のみ刑事責任の対象にはならないグレーな部分があるのだが、積極的安楽死については嘱託殺人罪などの刑事責任の対象になってしまう。従って、どんなに耐え難い苦痛に苛まれていたとしても患者はそこから逃げ出すことはできず、死を待つしかないのだ。私は、この現状に対して自己決定や人間としての尊厳の尊重がされていないのではないかという疑問を持つようになった。本研究では、安楽死(積極的安楽死、消極的安楽死)や尊厳死の定義・実際に起きた安楽死関連の事件・海外の安楽死制度・安楽死制度のメリットとデメリット・そして日本で安楽死制度を導入する場合の課題とそれに対する解決策を提示するというような流れで議論を展開していく。 |
講評 | 日本では積極的安楽死が認められていないが,そのことへの疑問から出発している.これまでに起こった主要な安楽死事件や海外(オランダ,オーストラリア,ドイツ)での事例を踏まえ,また,3点のメリットと2点のデメリットを押さえ,また,自己決定を尊重する立場から,2点のデメリット克服の方法を自分なりに考え提言しており,そのことが評価できる. |
キーワード1 | 積極的安楽死 |
キーワード2 | 消極的安楽死 |
キーワード3 | リビングウィル |
キーワード4 | 自己決定 |
キーワード5 | 精神ケア |
戻 る |