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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2020 |
ゼミ名 | 埋橋 孝文 |
タイトル | 「社会経験の向上に対する支援」についてー 貧困家庭の子供に対する自立支援の視点から |
内容 | 母子福祉施設での実習経験から、「社会経験」と子どもの自立との関係性に興味を持ち、本論のテーマに設定した。 本論では、貧困家庭の子どもの自立と「社会経験」との関係を明らかにすることを目的とする。また、「社会経験」の充実を図る支援を、「社会経験の向上に対する支援」として扱い、考察を行う。考察に当たっては先行研究を参考にして、貧困家庭の子どもが「社 会経験」を剥奪されている現状について指摘すると共に、剥奪が子どもの精神や自立に及ぼす影響について述べる。 さらに、「社会経験の向上に対する支援」に必要な要素を独自に考え、現在の支援体制との比較を行うことで、現状の課題を発見する。その後、ここで挙げた課題を受けて、今後の支援に必要な取組の考察を行う。最後に、アフターコロナの時代における社会の変化と、そこから分かる今後の支援のあり方について触れた上で、「社会経験の向上に対する支援」の必要性を改めて指摘する。 |
講評 | 本論文もおそらく3万字を超えているであろう大作である.子どもの自立を「社会経験との関係」で考察するというユニークなアプローチを採用している点も特長である.エリクソンのライフサイクル理論,タウンゼントの剥奪理論を押さえ,また,日本における子どもの貧困-剥奪の実態調査なども参照して,議論を展開していく.結論の一つとして「社会経験という曖昧なもの」の影響力を提示できなかったことを本論文の課題として挙げているが,示唆に富む指摘である. |
キーワード1 | 自立 |
キーワード2 | 社会経験 |
キーワード3 | 社会経験 の向上に 対する支 援 |
キーワード4 | 剥奪 |
キーワード5 | アフター コロナ |
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