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学科 | メディア学科 |
年度 | 2020 |
ゼミ名 | 佐伯 順子 |
タイトル | LGBTが受け入れられる社会へ?LGBTとSNS? |
内容 | 近年ニュースなどで社会問題として取り上げられているLGBTが、発展するインターネット社会においてどのように受け入れられるかについての論文である。第一章では、LGBT やセクシュアル・マイノリティなどの言葉の定義や多様性を明確にし、LGBTに対する差別や偏見の歴史、LGBTの「自分らしさ」、LGBTを取り巻く社会の現状を述べた。第二章では、LGBT YouTuberの「かずえちゃん」の動画を2つ取り上げて、それぞれ映像分析を行い、LGBT当事者がSNSを用いて情報を発信することは社会の人々のLGBTの認識に良い影響を与えているという研究結果を導いた。第三章では、LGBTを受け入れるための社会の取り組みやLGBT当事者の活動、LGBTを受け入れる社会を目指すための課題、「SDGs」などについて述べた。卒業論文を執筆するにあたって、誰もが生きやすい社会となるためには一人一人の正しい認識が必要であると感じた。 |
講評 | LGBTとSNSの関係を中心に、LGBTが受け入れられる社会をどうすれば構築することができるかをLGBTに関する差別、偏見の歴史をふまえてオネエタレントのメディアにおける活躍、さらには、インターネットの発達により、当事者がYou Tuberとして当事者の視点から社会的メッセージを発している現状を、LGBTの当事者視点のメッセージ内容の質的分析、カミングアウトに関するインターネット上の動画分析を通じて考察した。言語情報、映像情報についての投稿への反応も含めて、当事者の主体的なメッセージを発信する可能性が、メディア環境の変化により拡大しながらも、より積極的な情報発信や運動の可視化が必要であること、個人レベルではなくコミュニティのレベルで社会的活動を持続的に展開し、SDGsとの関わりも含めて、世界的な連携と個人個人の意識変革が必要であることを指摘した。最新のメディア状況下におけるダイバーシティのありかたを社会科学の視点から調査、分析した重要な研究成果となっている。 |
キーワード1 | LGBT |
キーワード2 | セクシュアル・マイノリティ |
キーワード3 | SNS |
キーワード4 | LGBT YouTuber |
キーワード5 | LGBTを受け入れる社会 |
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