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学科 | メディア学科 |
年度 | 2020 |
ゼミ名 | 竹内 長武 |
タイトル | 「ループもの」はなぜ作り続けられるのか |
内容 | 「ループもの」と呼ばれるジャンルの作品がどのように発展してきたか、また「ループもの」が各メディアでどのように扱われているかの比較を通して1つの物語ジャンルの変容をたどった。前者ではいくつものループが組み合わさる「ループの多重化」や笑いを取る手段としてループを用いる「笑いへの転用」、ループの「同じ時間を何度も繰り返す」部分にプログラミングの要素を見出した「デジタルの住民がループする物語」等が見て取れた。後者ではニューメディアの発達により、「ループもの」が徐々に途中離脱の阻止を重視した展開になっていったことが分かった。結果、「ループもの」は少し編集の仕方に工夫を加えるだけで簡単に観客に違和感を与える点、強固なフォーマットを持ちながら様々な要素を応用させることで各メディアに対応しやすくなっている点が長所であることが分かった。 |
講評 | 2020年度の竹内長武ゼミは、20名の大所帯でにぎやかでした。新型コロナ騒動で対面ではなく、ZOOMによる指導となりましたが、みなさん卒論には熱心で、締め切り期日の前に書き上げた人が多数いました。例年にないことです。テーマは多様で、アニメもあればマンガもある。小説やテレビの野球中継も。さらにSF映画やSNS上のキャラクターなど、実にさまざまな素材を対象に選びました。その対象を自らの関心に結びつけて研究、稔りの多い卒論が書けたのではないかと思います。研究は地道な作業です。作品の細かな分析や、状況の把握などに時間を費やし、そうした努力の上に成り立った各自の卒論は、高く評価できるものです。 |
キーワード1 | 物語論 |
キーワード2 | エンターテイメント |
キーワード3 | SF |
キーワード4 | ニューメディア |
キーワード5 | 創作 |
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