詳細 | |
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学科 | メディア学科 |
年度 | 2020 |
ゼミ名 | 竹内 長武 |
タイトル | 平成仮面ライダーシリーズからみる「正義」の変化 |
内容 | 本論文は、特撮ヒーロー番組「仮面ライダー」シリーズの分析を通して正義の描かれ方の変化を明らかにすることを試みた。 「仮面ライダー」シリーズを経時的な視点から分析した先行研究は少なく、特に2010年以降の作品を扱った例はない。そのため、本論文では特に2000年から2018年までの20作品、平成仮面ライダーシリーズを分析対象とし、同シリーズを10作ごとに分けた平成1期と平成2期という区分を用いて比較分析を行い、「仮面ライダー」シリーズに描かれる正義の変化について検討した。 まず、第一章で「仮面ライダー」シリーズについて概観した。次に、第二章では、主題歌の歌詞の頻出語を時代ごとにまとめ、結果を比較した。最後に、第三章では、平成1期と平成2期からそれぞれ1作品ずつ取り上げて作品分析を行った。 結果として、平成1期の作品には正義の多様性を主張する作品が多かったのに対し、平成2期の作品では勧善懲悪のヒーローが多く描かれる傾向にあることが明らかになった。 |
講評 | 2020年度の竹内長武ゼミは、20名の大所帯でにぎやかでした。新型コロナ騒動で対面ではなく、ZOOMによる指導となりましたが、みなさん卒論には熱心で、締め切り期日の前に書き上げた人が多数いました。例年にないことです。テーマは多様で、アニメもあればマンガもある。小説やテレビの野球中継も。さらにSF映画やSNS上のキャラクターなど、実にさまざまな素材を対象に選びました。その対象を自らの関心に結びつけて研究、稔りの多い卒論が書けたのではないかと思います。研究は地道な作業です。作品の細かな分析や、状況の把握などに時間を費やし、そうした努力の上に成り立った各自の卒論は、高く評価できるものです。 |
キーワード1 | 仮面ライダー |
キーワード2 | 正義の多様性 |
キーワード3 | 正義の不在 |
キーワード4 | 勧善懲悪 |
キーワード5 | 問題意識の低下 |
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