詳細 | |
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学科 | メディア学科 |
年度 | 2020 |
ゼミ名 | 竹内 長武 |
タイトル | 是枝裕和の映画にみる家族像 |
内容 | 世界最高峰の賞を受賞している是枝の家族作品を分析すると、家族としてのあるべき姿が見えてくるのではないかと思い、この卒業論文に意義があると考え取り組んだ。作品を分析すると、たとえそれが血の繋がりを持たない親子や家族であったとしても記憶・場所といった何かを共有してまとまりを持ってさえいればそれは家族ではないのかということが表現されているとわかった。今も常に変化を続ける世の中において果たして本当に全ての家族が定義に当てはまるのだろうか。家族という形に大切なものは血の繋がりだけなのだろうか。といった疑問を映画を通して自分自身に、そして社会に問い続けていることがわかる。是枝の「どういうものか家族であるのか」ということを表現している作品の裏には「どういう家族でありたいのか」という意味が含まれており、今後どのように変化するかわからない現代の家族の形について「どうありたいか」ということが家族のあり方として必要となることを私たちに示していると言える。 |
講評 | 2020年度の竹内長武ゼミは、20名の大所帯でにぎやかでした。新型コロナ騒動で対面ではなく、ZOOMによる指導となりましたが、みなさん卒論には熱心で、締め切り期日の前に書き上げた人が多数いました。例年にないことです。テーマは多様で、アニメもあればマンガもある。小説やテレビの野球中継も。さらにSF映画やSNS上のキャラクターなど、実にさまざまな素材を対象に選びました。その対象を自らの関心に結びつけて研究、稔りの多い卒論が書けたのではないかと思います。研究は地道な作業です。作品の細かな分析や、状況の把握などに時間を費やし、そうした努力の上に成り立った各自の卒論は、高く評価できるものです。 |
キーワード1 | 家族 |
キーワード2 | 親子 |
キーワード3 | 血の繋がり |
キーワード4 | 子ども |
キーワード5 | 共有 |
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