詳細 | |
---|---|
学科 | メディア学科 |
年度 | 2020 |
ゼミ名 | 竹内 長武 |
タイトル | ドラマ「カルテット」における曖昧さと「ダメ人間」についての考察 |
内容 | 本論文では、2017年にTBS 系の「火曜ドラマ」枠で放送された連続ドラマ「カルテット」を取り上げ、「曖昧さ」「ダメ人間」という2つのキーワードを掲げた。まず1つ目のキーワード「曖昧さ」について、「カルテット」は特定ジャンルに縛られない複数のジャンル要素を持つ曖昧なドラマであるのではないかという推察を立てた。この推察を元に、全10話の中から抽出した5話分のジャンル分類表を作成し特定のジャンルに縛られていないか、そして曖昧さに着目して時代を映す鏡としての役割の分析・考察を行なった。次に2つ目のキーワード「ダメ人間」に関して、これは第8話の会話の中で用いられる言葉である。ここでは当ドラマ内における「ダメ人間」という言葉の定義付け、そして該当シーンの映像分析という2つの手順を経て、「ダメ人間」という言葉がドラマ内でどのような機能を果たしているのか分析・考察を行った。 |
講評 | 2020年度の竹内長武ゼミは、20名の大所帯でにぎやかでした。新型コロナ騒動で対面ではなく、ZOOMによる指導となりましたが、みなさん卒論には熱心で、締め切り期日の前に書き上げた人が多数いました。例年にないことです。テーマは多様で、アニメもあればマンガもある。小説やテレビの野球中継も。さらにSF映画やSNS上のキャラクターなど、実にさまざまな素材を対象に選びました。その対象を自らの関心に結びつけて研究、稔りの多い卒論が書けたのではないかと思います。研究は地道な作業です。作品の細かな分析や、状況の把握などに時間を費やし、そうした努力の上に成り立った各自の卒論は、高く評価できるものです。 |
キーワード1 | ドラマ |
キーワード2 | 曖昧さ |
キーワード3 | ダメ人間 |
キーワード4 | 時代を映す鏡 |
キーワード5 | 現代社会 |
戻 る |