詳細 | |
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学科 | メディア学科 |
年度 | 2020 |
ゼミ名 | 竹内 長武 |
タイトル | スタジオジブリ作品のキャラクターの性格と視聴者が魅力を感じる要素の分析 |
内容 | スタジオジブリの作品が人気を博し、人々に愛されている要因を「登場人物」に焦点を当てて分析・研究した。研究の対象となる作品は宮崎駿の趣味趣向である飛行機が物語の中心に描かれている『紅の豚』(1992)と『風立ちぬ』(2013)の2作品であり、両作品の主人公の性格と人間関係を中心に分析を行った。分析の結果、スタジオジブリの登場人物が視聴者を魅了する3つの要因が導き出された。1つ目の要因は、登場人物の性格が親近感を抱きやすい現実味を帯びた性格であること。2つ目の要因は、登場人物の性格が詳細にかつ丁寧に描かれており、登場人物の心情や人間関係が容易に理解できること。3つ目の要因は、主人公が良好な人間関係を築いている様子が描かれていることである。「登場人物」に焦点を当てて導き出された結論は以上の3つである。それらの要素にスタジオジブリ特有の力強い鮮やかな“絵”の力やカットの表現力、心地良い音楽ががっちりと組み合わさることでスタジオジブリの作品は完成している。 |
講評 | 2020年度の竹内長武ゼミは、20名の大所帯でにぎやかでした。新型コロナ騒動で対面ではなく、ZOOMによる指導となりましたが、みなさん卒論には熱心で、締め切り期日の前に書き上げた人が多数いました。例年にないことです。テーマは多様で、アニメもあればマンガもある。小説やテレビの野球中継も。さらにSF映画やSNS上のキャラクターなど、実にさまざまな素材を対象に選びました。その対象を自らの関心に結びつけて研究、稔りの多い卒論が書けたのではないかと思います。研究は地道な作業です。作品の細かな分析や、状況の把握などに時間を費やし、そうした努力の上に成り立った各自の卒論は、高く評価できるものです。 |
キーワード1 | スタジオジブリ |
キーワード2 | 登場人物 |
キーワード3 | 紅の豚 |
キーワード4 | 風立ちぬ |
キーワード5 | 性格 |
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