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学科 | メディア学科 |
年度 | 2020 |
ゼミ名 | 池田 謙一 |
タイトル | アニメーション映画における劇版の立ち位置 |
内容 | アニメーション映画の音楽には、どういった役割や効果があるのだろうか。こうした疑問から、本研究では、音楽が話題となった近作「君の名は」に加えて、長年音楽とともに親しまれているジブリ作品3作とディズニー作品3作の合計7作品の映画の劇版を研究することで、アニメーション映画における劇版の立ち位置を見出すことを試みた。ここでいう劇版とは、映画の劇中に流れる音楽であり、歌の有無に関わらず、音楽全般のことを指している。序論では、この研究をする動機と、劇版に関する二つの仮説を提示している。本論では、仮説を検証すべく、はじめに劇版の役割について紹介し、さらに7作品の映画ごとに見た劇版の特徴を分析した。結論では、仮説の検証結果として「君の名は」の劇版は特徴的だということ、そしてアニメーション映画の音楽には昔から変わらない一貫した役割がある、という答えを導き出した。以上のような研究を経て、劇版の立ち位置には一貫性はあるが、作り手によってその意味合いに違いがあるということ、さらにこの先も劇版は新しい立ち位置を見出し続けるのだろうことが予想できた。 |
講評 | 仮説の構築の仕方が納得できるものであり、また分析対象の選択、および分析のためのツールの設定が適切で明瞭である。発想の元となった『君の名は。』とディズニー3作品、ジブリ3作品との対比を用いながら行った対象作品の分析は詳細で、説得的である。分析結果を表にしているのもよい。 欲を言えば、結論段階で、これまで検討してきた結果を一望できるような形にした上で、それぞれの特徴を表として書き込んで、結論の意味づけがより明瞭になるようにするとよかった。 |
キーワード1 | 劇伴 |
キーワード2 | アニメーション作品 |
キーワード3 | 音楽 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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