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学科 | メディア学科 |
年度 | 2020 |
ゼミ名 | 池田 謙一 |
タイトル | 自粛警察のような批判的言動とメディアの利用方法の関係性 |
内容 | 本論では、日本のコロナ禍における自粛警察のような批判的言動、同調圧力に着目してインターネット・SNSの普及によって生じたコミュニケーション関係の変化などを交えて自粛警察といった批判的言動・同調圧力が私たちの生活にどのような影響を与えたのか、そして与えた影響とメディアの関係性について考察した。主に自粛警察への考え方とSNSを中心としたメディアの利用頻度、実際に行動様式がどのように変わったかを相関づけて調査した。結果として、自粛警察への考え方とメディア利用に関係性を証明することができなかった。 |
講評 | 先行研究である沈黙の螺旋理論に基づいて、コロナ禍での自粛警察を代表とする同調行動圧力の検討を行っており、データに基づいてSNS利用との関連性をよく検討している。SNSで同調圧力や炎上が生じるメカニズムについても先行研究と結びつけて考察している。インターネット調査の結果は、予想に反して統計的に有意な相関性を発見できなかったが、それに関する考察はよく吟味されている。もう一つの解釈は、多くの日本人に同調圧力をかける行動傾向が共有されていたがゆえに差が出なかったという可能性があると考えられるのではないか。 |
キーワード1 | 同調圧力 |
キーワード2 | メディア |
キーワード3 | 沈黙の螺旋 |
キーワード4 | SNS |
キーワード5 | |
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