詳細 | |
---|---|
学科 | メディア学科 |
年度 | 2020 |
ゼミ名 | 池田 謙一 |
タイトル | 新聞社とサブスクリプション |
内容 | 新聞社は存亡の危機にある。従来の販売収入と広告収入に頼ったビジネスは限界が見えてきている。早急に新たなビジネスモデルを構築する必要がある。そこで、私はサブスクリプションを提案する。サブスクリプションとは、顧客との長期的な関係性を重視する。顧客中心主義やコト消費といった時代背景を受けて、サブスクリプションはあらゆる業界で注目されている。しかし、サブスクリプションに移行する事は容易ではない。「フィッシュ」と呼ばれる赤字期間が出現するからである。 サブスクリプションの一般的な成功法則として、新規顧客の獲得と既存顧客の維持が考えられる。新聞社が新規顧客獲得のためにできることは、フリーミアムを採用することである。そして、既存顧客の維持のためにできることは、双方向のコミュニケーションを意識した設計と音声メディアの活用である。新聞社はこの2大課題の両輪をバランスよく回していくことが求められている。 |
講評 | 新聞社の財政基盤の危機からサブスクリプションの検討に入り、サブスクのあり方を検討している論理の筋道が明快でよい。サブスク化に伴うコストの問題の構造もよく書かれている。 欲を言えば、新聞のサブスクリプションとコト消費との関連性をもう少し明確に記述してほしかった。ニュース接触をコト消費に変えるのは、読者との関係の長期化戦略の中で何がポイントか。 |
キーワード1 | 新聞社 |
キーワード2 | サブスクリプション |
キーワード3 | 既存顧客維持 |
キーワード4 | 新規顧客獲得 |
キーワード5 | コト消費 |
戻 る |