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学科 | メディア学科 |
年度 | 2020 |
ゼミ名 | 池田 謙一 |
タイトル | 関係性の強度による広告アプローチ ~人々を取り巻くメディア環境変化~ |
内容 | メディア環境の変化した現代は消費者という情報の受け手に主導権があり、消費者が情報をコントロールする時代である。情報過多の現代社会では広告という情報を一方的に送りつけても受け手に選択されない可能性が高い。そこで、このような時代の広告アプローチでは、関係構築と関係強化が重要だと考えた。そして関係性の強度によって広告アプローチを変えることで広告がさらに機能するという結論に達した。関係性の強い消費者に対しては、SNSを活用してブランドアドボケーツの発言しやすい仕組みを作る。それはブランドアドボケーツの発言は客観的で信頼性があるからだ。情報過多の現代では、人々は信頼性のある情報を求めている。次に関係性の弱い消費者に対しては、コンテンツマーケティングについて分析したところ、現代社会では両者の関係構築から始めることが重要という結論に達した。送り手と受け手の求めることを擦り合わせることが必要とされる。 |
講評 | 情報爆発の時代に広告は消費者から回避される傾向を持つ。それでも広告に接し、効果を持つためにはいかなるアプローチが可能か、という問題意識は明確である。 このことを踏まえて、広告とPRの差異に触れ、PRの持つ関係構築機能への発想を広告にも生かす方策として、関係構築と広告のあり方に関する考察が進行する。その中で企業と消費者との関係性の強弱によって広告には異なるアプローチが必要だという論理展開は明快である。 欲を言えば、広告の効果的な発信において関係構築以外に他の経路はあり得るのか、関係構築こそが最終手段かの考察がほしかった。 |
キーワード1 | 情報量の増加 |
キーワード2 | メディア環境の変化 |
キーワード3 | ブランドアドボケーツ |
キーワード4 | 信頼性 |
キーワード5 | 関係構築 |
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