詳細 | |
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学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2020 |
ゼミ名 | 阿形 健司 |
タイトル | ギャップイヤーの可能性―日本の若者に着目して |
内容 | 本稿では、イギリスの慣行である「ギャップイヤー」に着目して、グローバル化によって求められる人材が変容している現代日本において、その可能性を考察した。イギリスにおけるギャップイヤーとは、16歳から25歳の若者が本業である学業や労働から自主的に中長期的な休暇をつくり、活動をする期間のことである。日本の学生は、一般的に義務教育修了から就職までの期間、学業から離れることなく進路を歩んでいる。しかしながら、グローバル化によって企業内OJTによる緩やかなキャリアパスは見直しが行われ、近年では、即戦力となる人材への需要が高まっている。そこで、日本の若者が就職前に社会での自立した活動をできる期間(=ギャップイヤー)を設けることか必要であるとかんがえられる。4章では、これまでにギャップイヤーに取り組んできた諸大学の検証をおこない、5章では実際にギャップイヤーを取得した日本の学生にインタビュー調査をすることによって、ギャップイヤーが秘める可能性を確認できた。 |
講評 | 今年度は19名の「卒業論文」登録者がありました。全員が曲がりなりにも卒論を提出できたことを嬉しく思います。よそから調達したのではなく、各自の経験や思考から導き出した問題関心に基づいて情報を集め、整理し、それらに基づいて論理的に自らの主張を展開できたとすれば喜ばしいことです。 とはいえ、個別の卒論を精査すると、卒業研究に費やした時間と労力に応じた出来映えであったことは否めません。誇るべきところは誇り、反省すべきところは反省していただくとよいでしょう。卒論の提出をもって十数年にわたる学校教育を修了することになりますが、社会に出てからも学び続けることが重要です。皆さんにとって、このたびの卒論がその出発点となることを期待して講評の言葉といたします。 |
キーワード1 | グローバル化 |
キーワード2 | 社会体験 |
キーワード3 | 海外留学 |
キーワード4 | 日本版ギャップイヤー |
キーワード5 | |
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