詳細 | |
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学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2020 |
ゼミ名 | 阿形 健司 |
タイトル | 高校野球における体罰の根絶 科学的指導法を用いて |
内容 | 高校野球では、暴力が蔓延している。昭和の時代では体罰は当たり前のようにおこなわれていた。しかし、2013年1月、大阪市立桜宮高校バスケットボール部顧問の教員による激しい体罰を苦に、部員が自殺した事件が明らかになったことをきっかけに、スポーツ指導の中で振るわれる暴力がメディアで頻繁に取り上げられ、体罰は何があっても行ってはいけないという世論が広まった。しかし、高校野球の現場の指導者や、知人の高校野球経験者に聞く限り、体罰はなくなっていない。本論文では、体罰はなぜ起こり、どうすればなくせるのかということと、体罰を使わない、科学的で効果的な指導法について述べていく。そして、最終章ではこれからの高校野球のあり方について提言する。高校野球以外のスポーツの現場でも体罰はなくなっていないが、高校野球限定の内容にしたのは、私自身が元高校球児であり、本論文を書くことによって、少しでも高校野球界がより良い方向に発展してほしいと願っているからである。 |
講評 | 今年度は19名の「卒業論文」登録者がありました。全員が曲がりなりにも卒論を提出できたことを嬉しく思います。よそから調達したのではなく、各自の経験や思考から導き出した問題関心に基づいて情報を集め、整理し、それらに基づいて論理的に自らの主張を展開できたとすれば喜ばしいことです。 とはいえ、個別の卒論を精査すると、卒業研究に費やした時間と労力に応じた出来映えであったことは否めません。誇るべきところは誇り、反省すべきところは反省していただくとよいでしょう。卒論の提出をもって十数年にわたる学校教育を修了することになりますが、社会に出てからも学び続けることが重要です。皆さんにとって、このたびの卒論がその出発点となることを期待して講評の言葉といたします。 |
キーワード1 | 高校野球 |
キーワード2 | 体罰 |
キーワード3 | 指導法 |
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