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学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2020 |
ゼミ名 | 阿形 健司 |
タイトル | 高齢者雇用が進む背景とその課題 |
内容 | 近年、多くの企業が定年年齢に設定している60歳を超えて働く労働者が増えている。その背景には、医療の発達による平均寿命の増加や、労働力人口に占める高齢者率の増加、政府による政策といった様々な要因が考えられるが、本論文では、少子高齢化による労働力不足という社会的な背景と、労働者の立場からみた高齢者側の背景に焦点を当て、高齢者雇用が進む実態を読み取っていく。後半では、高齢者雇用が進む理由を明らかにしていく中で発見した、60歳を超えて働く労働者の多くが、経済上の理由から働いているのにも関わらず、賃金には納得していないという課題について考察を行う。この課題には定年制度が大きく関わっていることから、定年制度の現状と、その役割、60歳を超えて働く労働者の企業における配置と人事労務管理に着目し、定年年齢を超えた労働者が賃金に納得していない理由を探っていく。 |
講評 | 今年度は19名の「卒業論文」登録者がありました。全員が曲がりなりにも卒論を提出できたことを嬉しく思います。よそから調達したのではなく、各自の経験や思考から導き出した問題関心に基づいて情報を集め、整理し、それらに基づいて論理的に自らの主張を展開できたとすれば喜ばしいことです。 とはいえ、個別の卒論を精査すると、卒業研究に費やした時間と労力に応じた出来映えであったことは否めません。誇るべきところは誇り、反省すべきところは反省していただくとよいでしょう。卒論の提出をもって十数年にわたる学校教育を修了することになりますが、社会に出てからも学び続けることが重要です。皆さんにとって、このたびの卒論がその出発点となることを期待して講評の言葉といたします。 |
キーワード1 | 高齢者雇用 |
キーワード2 | 労働力不足 |
キーワード3 | 定年制 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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