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学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2020 |
ゼミ名 | 阿形 健司 |
タイトル | 従来の農産物流の見直しと市場外流通の方法 |
内容 | 専業農家である祖父母の農作業を手伝う中で、収穫した野菜を当たり前のように、安価でしか取引されない農協に出荷する慣習に疑問を持った。そして従来の生産者→農協→卸売業者→仲卸業者→小売業者→消費者という段階を踏む農産物流が本当に必要なプロセスなのか、収穫した野菜をなるべく直接消費者に届け、かつ生産者が満足のいくような収入を得られるような流通の手段はないのかを調べることにした。まず1章では祖父母の農作業を手伝う中で感じた農業の問題を紹介すると共に、現在の農業について理解を深める。次に2章では農産物流の理解を深めるために、物流の各業者毎の段階に分けてそれぞれの役割、課題を洗い出した上で、3章では農産物流、つまり市場出荷において感じた矛盾をまとめた。そして、次の4章では前で調べた従来の農産物流とは反対に市場外流通について、その実態と方法を調べるために筆者の地元である大阪府泉佐野市で先進的な農業を営む射手矢農園、射手矢康弘氏に聞き取り調査を行った。従来の農産物流と市場外流通を調べることで、生産者にとってより良い生産、販売の在り方について考えたい。 |
講評 | 今年度は19名の「卒業論文」登録者がありました。全員が曲がりなりにも卒論を提出できたことを嬉しく思います。よそから調達したのではなく、各自の経験や思考から導き出した問題関心に基づいて情報を集め、整理し、それらに基づいて論理的に自らの主張を展開できたとすれば喜ばしいことです。 とはいえ、個別の卒論を精査すると、卒業研究に費やした時間と労力に応じた出来映えであったことは否めません。誇るべきところは誇り、反省すべきところは反省していただくとよいでしょう。卒論の提出をもって十数年にわたる学校教育を修了することになりますが、社会に出てからも学び続けることが重要です。皆さんにとって、このたびの卒論がその出発点となることを期待して講評の言葉といたします。 |
キーワード1 | 農産物流 |
キーワード2 | 農協 |
キーワード3 | 共同販売 |
キーワード4 | 市場外流通 |
キーワード5 | |
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