詳細 | |
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学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2020 |
ゼミ名 | 阿形 健司 |
タイトル | 現在の女子学生の職業観・キャリアについて -“地元志向”と“きょうだい出生順・きょうだい構成”に着目して- |
内容 | 男女が平等に働くことができる社会を創ろうという動きが盛んになってきた昨今においても、女性が男性と対等に評価され雇用されるためにはまだまだ多くの課題がある。筆者は、このような状況の中で、女子学生が自分自身のキャリアについてどのように考えているのか疑問を持ち、“地元志向”と“きょうだい出生順・きょうだい構成”に焦点を当て、女子学生を対象に職業選択に関するインタビュー調査とアンケート調査を行った。調査の結果、地元志向に関するインタビューでは、「地元志向が強い学生ほど長期的なキャリアプランを形成し、強い就業意識を持っている。」という仮説が成り立つとは言い切れなかった。きょうだいに関するインタビューでは、「長子あるいは一人っ子の女子はキャリア意識が低い」という仮説に反して、「長子はキャリア意識が高い」という結果になった。一方で、一人っ子の女子学生に関しては、比較的キャリア意識が低いということが明らかになった。今回の調査から、女子学生の進路決定には様々な要因が複雑に絡み合っており、“地元志向”と“きょうだい出生順・きょうだい構成”との関係を断定的に言うことはできないということがわかった。 |
講評 | 今年度は19名の「卒業論文」登録者がありました。全員が曲がりなりにも卒論を提出できたことを嬉しく思います。よそから調達したのではなく、各自の経験や思考から導き出した問題関心に基づいて情報を集め、整理し、それらに基づいて論理的に自らの主張を展開できたとすれば喜ばしいことです。 とはいえ、個別の卒論を精査すると、卒業研究に費やした時間と労力に応じた出来映えであったことは否めません。誇るべきところは誇り、反省すべきところは反省していただくとよいでしょう。卒論の提出をもって十数年にわたる学校教育を修了することになりますが、社会に出てからも学び続けることが重要です。皆さんにとって、このたびの卒論がその出発点となることを期待して講評の言葉といたします。 |
キーワード1 | 地元志向 |
キーワード2 | きょうだい出生順 |
キーワード3 | きょうだい構成 |
キーワード4 | キャリアプラン |
キーワード5 | |
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