詳細
学科 社会学科
年度 2009
ゼミ名 藤本 昌代
タイトル 岐路にたつNPO法人――NPO法人の組織社会学的分析――
内容  本論文では、大学生活の間に私がNPO法人にける資金獲得活動を通じて実感した、NPO法人が抱えるジレンマの問題について、組織社会学の見地からその原因を分析する。NPO法人はクライエント(取引客)の利益に貢献するサービスを提供する組織であり、2つの異なる側面を持っている。1つ目はリーダーシップなど象徴的な権力でクライエントを統制し、寄付金などの協力を得る規範的組織としての側面であり、もう1つは、経済的な利益を提供する報酬的な権力でクライエントを統制し、最適な費用対効果に基づいた資金提供などの協力を得る功利的組織の側面である。規範的組織の側面に傾倒すると、例えば2008年の金融危機などの際に資金提供を断念され、経営危機に陥る可能性をもつ。また功利的組織の側面に傾倒すると、NPO法人としての本来の目的を見失う可能性を持っている。この2つの問題の間で板挟みになっているのが、現在のNPO法人である。
講評
キーワード1 NPO法人
キーワード2 サービス組織
キーワード3 功利的組織
キーワード4 規範的組織
キーワード5  
戻 る
Copyright (C) Doshisha University All Rights Reserved.