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学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2020 |
ゼミ名 | 浦坂 純子 |
タイトル | 男性の育児休業の実態 |
内容 | 本論文では、育児休業を取得した夫の育児・家事への参加実態を調査することで、男性が育児休業を活用しているかどうかを明らかにした。育児休業を取得した夫3名とその妻3名に聞き取り調査を行った結果、夫3名はいずれも家事・育児を積極的に行っており、有意義な育児休業を過ごしていたことが分かった。妻3名も、夫の育児・家事への参加実態に満足していた。 育児休業中の夫が積極的に育児・家事を行わないのであれば、育児休業を取得する意味はないと考えていた。しかし、妻は「夫が家にいてくれるだけで充分。家の中で一人じゃないだけで心強い」という意見を持っていた。育児という未知の経験をする妻にとって、夫が傍にいてくれるだけでも大いに支えになるようである。 育児休業中の夫の育児・家事への積極的参加は言うまでもなく重要ではあるが、妻に寄り添うために育児休業を取得する夫が増加することも重要だろう。男性が育児休業を取得しやすい「思いやりのある社会」になることを期待する。 |
講評 | 男性の育児休業は未だ取得率が低迷しており、義務的に取得させても内実が伴わないのでは意味がないのではないかという問題意識には共感できる。 しかし、本論文の調査対象者が極めて取得に積極的で、協力的な夫婦ばかりであったため、 一般化には至らなかったのが残念である。 社会の大多数とこれらの夫婦との差は何なのかが問われている。 |
キーワード1 | 育児休業 |
キーワード2 | 男女平等 |
キーワード3 | 職場環境 |
キーワード4 | 働き方改革 |
キーワード5 | ポジティブ精神 |
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