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学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2020 |
ゼミ名 | 浦坂 純子 |
タイトル | 女性アスリートが競技を貫ける環境とは-女子アイスホッケーを例に- |
内容 | 現代社会では、女性アスリートが最後まで満足してスポーツを継続することが可能な環境が整備されておらず、不十分である。本論文では、そのような環境の実態と、その改善のためには何をするべきかを、アイスホッケーを例にして明らかにすることを試みた。ここでいう「最後まで満足してスポーツを継続することが可能な環境」というのは、不本意な理由でスポーツを辞めることがなく、満足してアスリート人生を終えることのできる環境を示している。また、女子アイスホッケー界が抱える特有の問題についても取り上げている。 3名の女性アスリートに対する聞き取り調査の結果、主にスポーツに対するボーダーレスな考え方、女性アスリートが自ら競技を始めたいと思う環境、アスリートのレベルに合った環境が必要であることが分かった。加えて、日本の女子アイスホッケー界では、チームやリンクを増やすことによる機会の拡大や、閉鎖的コミュニティの体質改善も喫緊の課題となっている。 |
講評 | 女性アスリートを研究対象としながらも、むしろアイスホッケーというマイナースポーツを継続することの困難が前面に出ており、 それはそれで他のマイナースポーツにも適用可能な一つの成果である。 女性としての心身のケアや結婚、出産後の競技継続は、 近年ようやく必要性が認識されるようになった。 当事者の声が存分に活かされるべきだろう。 |
キーワード1 | 運動傾向 |
キーワード2 | 性差別 |
キーワード3 | 機会の平等 |
キーワード4 | 閉鎖的コミュニティ |
キーワード5 | |
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