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学科 産業関係学科
年度 2020
ゼミ名 浦坂 純子
タイトル 大学生の進路選択へ両親の働き方は影響するのか
内容 本論文では、大学生の進路選択において両親の働き方が影響を与えるという仮説を検証している。そのために、同志社大学の学生10名に「自身の就職活動に与えた両親の影響に関する調査」を実施した。
 分析の結果、両親の働き方が進路選択に直接的な影響を与えていると答えた大学生と、与えていないと答えた大学生の割合はほぼ同じであった。大学生の進路選択においては、両親の働き方よりも両親との対話のほうがより影響を与えていることが示された。また、大学生が進路選択をする上で、父親と母親のどちらの影響力が強いかという点については判然としなかった。
 大学生の進路選択において、両親は大学生の行動に大きな影響を与える一方で、結果として自分の意思を貫き通す大学生もいる。多くの両親は大学生のやりたいことを重視する傾向があり、大学生自身も自分の人生は自分で決めるという自己決定の意思の強さがうかがえる結果となった。
講評 親の一言で大学生の就活が迷走するとはよく聞くが、本論文が明らかにしたのは、意外にも進路選択において自分の意思を貫く大学生の姿である。とはいえ、本人が自覚していないところで、やはり親の影響を受けていると考えられる部分もあるという考察には納得した。背中を見て感じるというよりは、対話が重要というのも今どきの親子関係らしい。
キーワード1 大学生
キーワード2 進路選択
キーワード3 両親
キーワード4 働き方
キーワード5 対話
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