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学科 社会福祉学科
年度 2009
ゼミ名 上野谷 加代子
タイトル 人と人の心を繋ぐ食卓――子どもの孤食に焦点を当てる――
内容  一般に人間の親密さを形成する上で食事を共にすることは大きな効果をもち,特に家族形成においては家族メンバーとの共食のあり方が大きく影響するといわれている.実際家族団欒と聞いて誰もが思い浮かべるのが食卓を囲んでの食事風景であり,食卓はものを食べる場所であると同時に人間関係を最も凝縮した場所でもあることが分かる.そして食卓には,そこに集う人々の心の動き,コミュニケーションの質がはっきりと出てくる.
 しかし家族メンバーそれぞれにそれぞれのライフスタイルが存在する現代社会では,以前には当たり前にあった家族が食卓を囲む環境が少なくなり,子どもの孤食の増加が問題視されているのも事実である.孤食は栄養面だけでなく精神面にも大きな影響があり,特にコミュニケーション能力の低下といった生活力に弊害がある.今論文では,子どもが孤食に至る原因から現状を見つめ,実際に行われている取り組みや今後の課題を考えていきたい.
講評  本論文は家族が囲む食卓環境の変化に着目し、今日の子どもがおかれている孤食の問題性を明確にしようとしたものである。家族の機能・役割の変化や、国および企業の取り組みなども調査し、今後各家庭に求められる事柄とワークライフバランス社会を求めるという結論はこれからいかに生きていくかという自己の人生と重ね合わせ、有意義であったと推測できる。華やかに、パワーフルに!
キーワード1 食卓
キーワード2 孤食
キーワード3 ライフスタイルの多様化
キーワード4  
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