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学科 社会学科
年度 2021
ゼミ名 藤本 昌代
タイトル 美容整形に対する意識の変遷
内容  近年、「整形」という言葉は日常生活でも頻繁に耳にするようになり、美容整形・美容医療は身近なものとなっている。本論文の目的は、2005年に行われた調査と比較して、どのような人が美容整形・美容医療に興味があるのか、現代の大学生は美容整形・美容医療をどのように受け止めているのか、装うことについての意識の変化を明らかにすることである。オンラインアンケート調査の結果、一般的な身体加工をする理由として社会的配慮のためという理由が多い点、美容整形に興味がある理由としてコンプレックスという回答が多い点が異なっている。SNSの普及によって、不特定多数の他者をも意識して外見を整えており、現代の大学生は以前にも増して他者と自分を比較していることが示唆された。また、他者が美容整形を受ける場合には、美容整形に興味がある人ほど姉妹、同性友人が施術を受ける場合に受け入れる傾向があった。これは、自分が美容整形をする場合に認めてほしいから受け入れ、美容整形をしたことが分かっていると自分より美しくなっても受け入れられると考える。
講評 本稿は美容整形に対する日本人の若者の受容度に対して、自身への施術、家族での施術について、先行研究をトレースしつつ、自身のオリジナルの項目を追加して調査票を完成させ、実査が行われたものである。分析では先行研究の追試と共に、タブー視されてきた美容整形に対する許容度をより具体的に進めている。本研究の発見として、自身に自信がある者の方がない者よりも美容整形に関心が高いこと、幼少期からの自尊感情と美容整形への寛容度が関係すること、男性と女性では他者を意識する要素が異なること、近親者においては家族とコミュニケーションを頻繁に行う者の方が許容度は高く、現代の若者にとって美容整形は隠すものではなく、許容度が高いことを明らかにしている。本研究は人々が気になる、日常で起っていることを丹念に分析したものである。
キーワード1 装い
キーワード2 美容整形
キーワード3 他者
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