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学科 | 社会学科 |
年度 | 2021 |
ゼミ名 | 鵜飼 孝造 |
タイトル | ソーシャルメディアと社会的ジレンマ |
内容 | 「社会的ジレンマ」は古くから問題視され、多様なアプローチと実証実験からその解決策が度々議論されてきた。他方で、現代に遍く普及する「ソーシャルメディア」は、新型コロナウイルスの影響を受け、さらなる発達と依存の高まりを見せている。しかしながら、筆者はこれら二つの事象が掛け合わさったとき、ソーシャルメディアの有するいくつかの特質が、社会的ジレンマの解決をより難しくさせていると推察した。本論文では、ソーシャルメディア主流時代における筆者自身の社会的ジレンマ体験に始まり、ソーシャルメディアの有する7つの特性とその作用、社会的ジレンマの問題点と現時点での解決策、そして、ソーシャルメディアの有するどのような特質が社会的ジレンマ解決の枢要となる条件に差し響いているのかについて、いくつかの理論と先行研究を基に検討している。さらに、我々がそのような事態から脱却するための概念的構造と、我々がどのような素養を身につけるべきかについての展望を提示している。 |
講評 | 自分が属するグループをまとめプロジェクトを推進しようとすればこそ、常に社会的ジレンマに直面している著者であればこそ書こうと思い、実際に書くことができた力作だと思う。やや老成していながらもエネルギッシュな若者らしい論文だと感動した。5万字を超える論文は修士論文レベルだと言えるが、これを学術論文にするためには実証化の方法論とさらに海外の文献を渉猟する力をつける必要がある。いつの日か読みたいものだ。 |
キーワード1 | 社会的ジレンマ |
キーワード2 | ソーシャルメディア |
キーワード3 | 信頼関係 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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