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学科 | 社会学科 |
年度 | 2021 |
ゼミ名 | 鵜飼 孝造 |
タイトル | マッチングアプリの大学生の女性利用者の利用目的と利用結果の乖離 |
内容 | 本稿は今日、若者の異性間の出会いを促進している話題の「マッチングアプリ」に着目した論文だ。特に、私は女性大学生のマッチングアプリを利用する目的と利用した結果の乖離に着目した。具体的には、女子大学生が「恋愛」を目的としてマッチングアプリを利用したが結果的にセックスフレンドを作ってしまうという目的と結果が乖離した現象の要因を調査した。はじめに、マッチングアプリの歴史、特徴を調査してマッチングアプリの意義の理解を深めた。続いて、若者の恋愛観、結婚観、性行為への意識に関する調査を行い、セックスフレンドを作ってしまう要因を追求した。加えて、実際に「性行為を目的にマッチングアプリを利用した男子大学生」、「恋愛を目的にマッチングアプリを利用したが意図せずにセックスフレンドを作ってしまった女子大学生」のそれぞれ3名ずつを対象にインタビュー調査を実施した。結果、考察を通して大きな要因は「女性が大学入学後に異性との関わりが少なく依存体質であるということ」、「女性が一時的な幸福に捉われすぎていたこと」、「男女の性行為への意識の差」の3つであると結論づけた。 |
講評 | 恋愛結婚という言葉があるが、現在では死語に近くなった。かつて恋愛は結婚を前提に考えられてきたが、そしてそれは必ずしも成就したわけではなかったが、それなりに重い意味を持っていた。男性側にも「責任」が問われた。しかし、現在は恋愛と結婚の間の距離はかなり開いている。にもかかわらず、女性には恋愛力が求められ、男性には結婚力が求められ、その隙間をマッチングアプリが埋めているのだろうか。興味本位なようでとても真摯な論文だと思った。 |
キーワード1 | 大学生 |
キーワード2 | 恋愛 |
キーワード3 | 異性交遊 |
キーワード4 | マッチングアプリ |
キーワード5 | |
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