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学科 社会学科
年度 2021
ゼミ名 鵜飼 孝造
タイトル 商店街の衰退と再生 ~若者の存在が再生へとつながる~
内容  現状、多くの商店街は衰退しているが、「衰退した商店街を再生させるためには若者の存在が必要である」と考えた。商店街=年齢層が高いというイメージがあるが、実際に活気のある商店街に足を運んでみると、若者を含む幅広い年齢層に支持されていると感じた。若者が商店街に関わることにより、今までになかった新しい文化を取り入れ、常に時代に応じた商店街となり、活気で溢れ、再生へとつながると考えた。そこで、商店街自体の理解を深めながら、実際に私の身近にある活気のある商店街と活気のない商店街の比較を行い、その中で、若者に関わる違いを発見することができた。また、商店街の現状や衰退した原因から商店街が抱える課題を浮き彫りにし、それらの解決策と活性化事例を調べる中で、多くの場面で若者の存在が必要となってくることが明らかとなった。そして、この研究を踏まえて、衰退した商店街を再生させるためには若者の存在が重要な役を担っていると結論づけた。
講評  商店街というと高齢化が進み、せいぜい高齢者の居場所として機能するというような研究が多い中、若者の重要性に注目するのは斬新だと感心した。ただし、商店街にとって若者は2種類ある。そこで新しいことを始めたい若者と、親の店を継いだもののどうしたものかと悩んでいる若者だ。両者が一致する場合もあるけれども、そうでないほうが多いだろう。この論文では若者が商店街にどう関われるかの事例を多く紹介しているが、スペースを活かしたコワーキングスペースや実験的な出店基地として商店街が再生する可能性もあるのではないだろうか。会社員になることが至上命題というような時代は終わっているはずである。ともあれ色々なことを考えさせてくれる力作である。
キーワード1 シャッター街
キーワード2 若者
キーワード3 再生
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