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学科 | 社会学科 |
年度 | 2021 |
ゼミ名 | 鵜飼 孝造 |
タイトル | 日本における喫煙所と社会的機能 |
内容 | 日本における喫煙者への風当たりは年々強くなるばかりである。喫煙というものを健康被害の観点からみると、「百害あって一利なし」と言われるのも仕方ないだろう。しかし、喫煙者である私が価値を感じる喫煙所でのコミュニケーションは一利もないものだろうか。本論では、先行研究においてたばこがもつとされる、個人的機能、社会的機能、秩序づけの機能の中から、社会的機能に着目し、喫煙者がマジョリティからマイノリティになった時代背景の中で、現在の喫煙所がたばこがもつ社会的機能を増大させるはたらきをもつのではないかという仮説を立てた。喫煙所がもつコミュニケーション機能そしてインタビュー調査を元に、分析を進めた。そして結論として、現在の喫煙所には、社会的機能を増大させるはたらきをもっているであろうことが考察された。この結論から、喫煙に対する前向きな視点とともに、喫煙者、非喫煙者との間で、バランスのとれた喫煙所のあり方を提案する。 |
講評 | ヘビースモーカーは喫煙の効用にいろいろな理屈をつけるものである。しかし、健康を阻害するものはやはりやめた方がいい。喫煙者は現在マイノリティかもしれないが、社会の他の領域においてはマジョリティであることが多い。かくいう私も愛煙家である。その楽しみをある程度はわかっているつもりだ。それでも周囲に誰もいない広い空間でタバコを吸っても、なんだか空気を汚してしまった罪悪感を感じてしまうのである。 |
キーワード1 | 喫煙所 |
キーワード2 | 喫煙者・非喫煙者 |
キーワード3 | 社会的機能 |
キーワード4 | マジョリティ |
キーワード5 | マイノリティ |
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