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学科 | 社会学科 |
年度 | 2021 |
ゼミ名 | 小林 久高 |
タイトル | 日本の大学生をめぐる批判の構造 |
内容 | 日本の大学生に対する眼差しは厳しい.「勉強しない」「意欲がない」など,「日本の大学 生は質が低い」という主張は一般に受け入れられ,大学生の質の低さを嘆く記事や書籍を目 にする機会も多い.本稿ではそうした大学生批判が生まれる背景を探るため,大学の歴史や現代の大学生を取り巻く環境の整理,代表的な大学生批判の型の分類,そうした批判が生まれる社会的要因の推測を行った.これまでなされた大学生批判の文献資料を整理した結果,現代の大学生批判の類型は勉強・読書時間計測型,学業軽視傾向批判型,生徒化批判型,総合知的教養欠如型,旧制高校 的教養主義懐古型,効率重視型の6 つに分類された.それぞれ問題意識や理想像に違いが あり,「日本の大学生は質が低い」という主張は一枚岩ではないことがわかった.しかし,それぞれの主張の背景や前提には新自由主義や資本主義,日本経済の動きなど,共通の社会 的要因が存在した.本稿では6つの類型の批判内容の妥当性については触れることができなかったため,今後の課題としたい. |
講評 | これは大学人にとって参考になる論文だ。そして惜しい。実に惜しい論文だ。最後のところ、うまくまとめられたらよかったのになあ、というのが感想。 |
キーワード1 | 大学 |
キーワード2 | 批判 |
キーワード3 | 社会的要因 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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