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学科 | 社会学科 |
年度 | 2021 |
ゼミ名 | 小林 久高 |
タイトル | 「分析」する非体育的スポーツとしてのプロ野球――日本・アメリカ・韓国の比較研究―― |
内容 | 本論では「みるスポーツ」化されたプロ野球に対する人間の観戦という行為を整理してみた。多元的な社会的介入が行われている商業主義化・能力主義化された現代のプロ野球は「みるスポーツ」としての属性が強調されていった。 「みるスポーツ」としての野球は、非体育的スポーツとして「分析」する楽しみ方と 「応援」する楽しみ方の二つの楽しみ方があることを示した。そしてアメリカと日本、韓国にとって「分析」する野球が野球をみる主な方法になったとすれば、プロ野球試合の内的データと球場に来場する平均観客数に相関があると仮定して、その関係を検討してみた。結果、アメリカは能力主義と合理主義が支配する現代プロ野球を「分析」する傾向がみられた。日本では投手の成績を「分析」するものの、相変わらず「体験するスポーツ」としての野球と「応援」する野球が混在している可能性が確認された。最後に、韓国では野球に対する統計的関心が少ない傾向が確認され、勝利そのものを重視する傾向と「応援」する観戦文化が中心になっていることがわかった。 |
講評 | どんなものになるかと心配していたけど、実にスマートな論文に仕上がっている。議論がすっきりしていてなかなかいい。 |
キーワード1 | 非体育的スポーツ |
キーワード2 | プロ野球 |
キーワード3 | 分析 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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