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学科 社会学科
年度 2021
ゼミ名 尾嶋 史章
タイトル 親の地域移動経験の有無が及ぼす子の進路選択への影響
内容  都市部と地方では、様々な点で違いがあり、それぞれにメリットやデメリットがある。私自身も実際に地域移動を経験したことで、より一層都市部と地方の違いを認識し、それぞれについて理解を深めることができた。このように人は地域移動経験の有無によって地域移動について、またそれぞれの地域についての感じ方が変わってくるのではないかと考えた。そこで、高校卒業後の進路に限定して、親の地域移動経験の有無が子の高校卒業後の進路選択にどのような影響を及ぼすのかを調べていく。
 本稿では、2021年10月下旬に実施したアンケート調査の結果をもとに分析を行った。まず、本稿で扱う独立変数同士の関係をそれぞれ分析し、その後「子の進路選択」との関係を分析した。分析の結果、親の地域移動経験と子の進路選択の間に影響関係は確認できなかった。しかし、子の進路選択は他にも様々な要因が関係しており、親の移動経験の有無だけで変わるものではないことが分かった。
講評  親の地域移動の経験が子どもの進路選択に及ぼす影響を検討した論文である。最終的には重回帰分析を用い各変数の効果を検討しており、卒業論文の計量分析としては十分なレベルを達成している。この分析の結果、地域の教育機会(大学の多さ)は影響するものの、親の地域移動の影響はみられないとしている。高校生の性別が考慮されていない点など問題は残るが、このテーマで一定の結論を得た。
キーワード1 地域移動
キーワード2
キーワード3 進路選択
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