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学科 | 社会学科 |
年度 | 2021 |
ゼミ名 | 尾嶋 史章 |
タイトル | 結婚式にみるジェンダー意識の変化 |
内容 | 日本において、結婚式はさまざまな変化をとげてきた。本論文ではその変化の様を時代ごとに分けて調査していく。また、ジェンダーフリーの考え方が当然となった時代において、結婚式の儀式の意味が時代とそぐわなくなってきている。それがなぜなのか、そして実際に結婚式を挙げた人たちはどのように感じたのかをインタビューを通して分析した。 その結果、結婚式は両家のつながりを発表する場という認識から、個人と個人の晴れ舞台を祝う場というように変わっていることがわかった。理由としては、親の結婚式費用の負担割合が減少したためだと考えられる。 また、ジェンダーの観点では、今回インタビュー調査を行った4組の夫婦は結婚式の儀式に含まれている意味について極度の否定はなかった。ただ、マイナスなイメージがある儀式については、行わなかったり、自分達に合うような意味に変更したりして行っていた。 結婚式で行う儀式を「時代に合うか合わないか」という理由ではなく、「自分達に合うか合わないか」で考えていることは発見であった。 |
講評 | 結婚式に注目し、親世代からの変化を、結婚式・披露宴の中で行われるイベントの意味と、それに対する5組の夫婦・カップルへのインタビューから説き起こし、ジェンダーの持つ社会的な意味を結婚式から解き明かそうとした論文である。インタビューの内容は興味深く、適切にまとめられており、時代の変化を捉えた点は、評価できる。 |
キーワード1 | 結婚式 |
キーワード2 | ジェンダー |
キーワード3 | 時代 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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