詳細
学科 社会福祉学科
年度 2009
ゼミ名 埋橋 孝文
タイトル 貧困世帯の子どもに対する教育保障―貧困の世代間連鎖を断ち切るために―
内容  日本では貧困は自己責任とする考えが未だ根強い。しかしながら、仮に自己責任論を受け入れたとしても、貧困に陥らないようにするために努力する機会が全ての人々に与えられていなければならないと考える。貧困を回避するために子どもができることは「進学」または「就職」であるが、今回は「進学」という方法に絞ってスタートラインの平等の確保の仕方を考える。
本論文において第一章では貧困世帯の子どもは低学力に陥りやすいのかどうか、また、その原因は何なのかについて探り、第二章においては教育保障が貧困の連鎖を断ち切るためにも必要であることを示す。そして第三章では、貧困家庭の子どもが進学するための支援制度の実態を探り、これらの制度がありながらもなぜ進学を断念しなければならない人が存在するのかについて明らかにする。最後に第四章では、今後だれもが教育保障を受けられるようにするために必要な支援の在り方について提言する。
講評  現在大きくクローズアップされている「子どもの貧困」問題を取り上げている.教育費支援制度や学習支援などのマクロ的な政策だけでなく,ミクロのスクール・ソーシャルワークの必要性をも併せて考察している点が評価される.大学院進学が決まっており(同志社大学大学院総合政策科学専攻),研究のさらなる進展を期待できる.
キーワード1 貧困
キーワード2 児童
キーワード3 教育
キーワード4  
キーワード5  
戻 る
Copyright (C) Doshisha University All Rights Reserved.