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学科 | 社会学科 |
年度 | 2021 |
ゼミ名 | 立木 茂雄 |
タイトル | 学習支援事業における子どもの居場所研究 |
内容 | 日本おける子どもの貧困問題について,親の貧困に起因する子ども期の貧困は,学歴や職 歴を経由して,成人後の生活困窮に結びつくという「貧困の連鎖」が深刻なものとして挙げ られる.貧困と低学歴の相関から考えると,その貧困の連鎖を断ち切るための有効的な方法 の一 つが学習支援事業である.学習支援事業は近年,当初の貧困家庭の子 どもの学力向上と いう目的に加え,子どもたちの社会的な居場所となることの重要性が唱えられるようにな ってきた.そこで本論文では,居場所をめぐる動向や居場所の分類をおこなう先行研究にも 触れながら,学習支援事業において,そこに参加する子どもたちがいかに自己肯定感や安心 感を感じ,どのような軸でその場にいる意味を見いだし,それぞれ独自の居場所を形成して いるのかについて,参与観察を通して分析した.また,学習支援事業の成果の指標に基づく 今後の課題についても触れた. |
講評 | 自らが関わっていた学習支援事業の現場をフィールドとして、参与観察を行いました。ゼミ中も一番手で進捗報告をして、そのまま途中で抜けてフィールドに向かうなど、積極的に調査、そして実践を進めました。現場での出来事をログとしてデータ化し、それを卒論としてまとめることで、支援者としての視点とはまた違った角度から現場を眺めることができました。 |
キーワード1 | 貧困の連鎖 |
キーワード2 | 学習支援事業 |
キーワード3 | 居場所形成 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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