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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2009 |
ゼミ名 | 埋橋 孝文 |
タイトル | 19世紀ロンドンの人々の生活と福祉 |
内容 | 19世紀のイギリスは産業革命以来、急激に近代化、都市化が進んだ。しかし、世界一の経済大国として発展する一方で、都市労働者の劣悪な労働環境、公害など様々な問題が生じていた。また19世紀、工業化過程で形成された労働者階級の人々が次第にその存在感を明確にしたが、それによる階級間の闘争の激化も問題となっていた。この論文では19世紀ロンドンの労働者階級の人々の生活と福祉に焦点をあてる。 当時の政府の貧困対策によって、貧困層の人々の生活はより一層過酷なものとなった。新救貧法はその施行にあたって大きな反発を招き、激しい新救貧法反対闘争が引き起こされた。このように、政府による貧困対策が反発を受ける中、本来ならば国が保障すべき医療や福祉、教育の大部分が民間の団体、個人によって提供されていた。19世紀のロンドンの歴史を振り返ることで、現代の日本の社会のあり方についても考えたい。 |
講評 | 卒業論文で海外の生活・福祉を取り上げているのは皆無ではないがそれほど多くはない.「私がイギリスの歴史に興味をもったのは西洋史の授業でイギリスの社会福祉,医療社会史について学んだことがきっかけだった」とのことであるが,そのチャレンジ精神を評価したい.多くの関係文献を渉猟していることも評価される. |
キーワード1 | 貧困対策 |
キーワード2 | 新救貧法 |
キーワード3 | 慈善事業 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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