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学科 社会福祉学科
年度 2021
ゼミ名 Martha MENSENDIEK
タイトル ニューロダイバーシティとコミュニティーの限界:情報時代の日本での神経発達障害(自閉症スペクトラム障害・ADHD)の未来
内容  現在、神経発達障害が理解されていく時代であり、SNS などの影響で、最近当事者の声が聞こえやすくなっている。しかし、筆者は海外の動き、主に「脳の多様性」を意味する「ニューロダイバーシティ」を見て不安を感じてきている。社会にどこまで合わせるべきか、コミュニケーションの難しさや多様性が特徴である障害に伝統的なコミュニティオーガナイジングは通用するのか、社会的配慮の限界、中絶、治療までの難しい問いなどにも対し、まだまだ課題がありながらも、神経発達障害はアイデンティティと化している傾向があり、主にアスペルガー症候群のディスカッションに感情が混じりすぎていると筆者は思う。これに対し、神経発達障害についてそれほど知られていないのが日本である。これからどうするべきか、平和なディスカッションができる間に談論されるべきである。
講評 神経発達障害者への理解が進み、当事者の視点がより発信されるような時代になっている。欧米で当事者を中心とした「ニューロダイバーシティ」という概念について紹介し、その問題点を考察した。米国と日本と両方の経験から見える視点を活かし、特に日本にとっては新鮮な、あるいは斬新な内容を紹介した。英語圏のSNSを中心とした当事者の主張を取り上げられるのは大きな強みであり、日本ではなかなか見えてこない新しい視点を与えられた。また、日本の現状を調べて紹介するために当事者のインタビューも行った。さまざまな情報媒体を駆使し、独自性のある唯一無二の力作を仕上げられた。
キーワード1 発達障害
キーワード2 アドボカシー
キーワード3 ニューロダイバーシティ
キーワード4 コミュニティオーガナイジング
キーワード5 セルフアドボカシー
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